ほっとカフェ中川

自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.15 あっとほーむ 小栗ショウコさん おすすめのお店 ほっとカフェ中川】「ほっとカフェ中川」は、横浜市営地下鉄ブルーライン「中川」駅から徒歩1分ほどのところにあるスポーツクラブ『パレット中川』の1階にあります。
一見普通のカフェなのですが、実は地域活性の熱い思いが詰まってできたコミュニティカフェなのです。。

15年ほど前までは活気にあふれていた中川駅前の商店街。ところがセンター南や北駅前に次々に大型スーパーや商業施設が建ち、買い物客がそちらのほうへ流れるようになりました。そのため空き店舗が目立ち、人通りがめっきり少なくなった中川の駅前。

『もっと楽しく、人のつながりのあるまちにしたい』と、2009年にぐるっと緑道・遊歩道研究会が主催した「中川まちつくりシンポジウム」が開かれました。
中川の人が今、まちに求めているものは何だろう?議論の中で出てきたのが『人がちょっと集まれるようなカフェがこのまちにはない』ということでした。
カフェをやるのなら、自分たちの手で、自分たちの希望に沿うようなものを作りたい。そのためには、コミュニティカフェではどうだろう。ということで話が進んでいきました。

そこで、実際に行われているコミュニティカフェを視察に行って見えてきたのが、「資金(地権者による場所の提供)と人の確保」という課題。この課題を克服することが、カフェオープンのカギ。という見当がついてきたところ、まず資金という面で、ぐるっと緑道研究会のメンバーであり、パレット中川のオーナー(大久保さん)が、パレット開店2周年のイベントとして、カフェをやるつもりでいたところを、コニュニティカフェとして提供してくださることになりました。場所が決まったことで急速にカフェオープンは具体化していきました。今度は人の確保ということで、今年(2011年)の6月、実際にどんなカフェにするかを決めていく実行委員を募りました。

集まったメンバーで、まずカフェのねらい「1. 地域の人々のつながりを持つ 2. 中川の活性化」を明確にし、そのうえで4つのコンセプト「1. 誰でも参加できる 2. 健康に配慮した飲み物・食べ物の提供 3. リーズナブルな価格 4. 近隣の商店街との連携」を決め、お店の内観やメニューを検討していきました。

7月にはお店で仕事をしてくれるボランティアスタッフを、中川中心にビラ配りをしたり、ポスティングで募集しました。集まったのは大学生から70歳くらいの方まで、なんと25人ほど!他の地域では考えられないたくさんの人数が集まってくれたそうですが、皆さん「中川にカフェが欲しい。まちを活気づけたい」と、目的に共感して参加してくれたそうです。

そして10月1日「ほっとカフェ中川」が晴れてオープンしました。営業日はボランティアさんの都合のよい時間を聞き、シフト制であたります。

シンポジウム当初から代表を担ってきた塩入さんは「今後は、『今日のボランティアは○○幼稚園のお母さんの日、今日は職業体験の中学生の日』など、ボランティアさんの特化した日なども作り、さまざまな人が集まって、運営に興味を持ってくれる方がもっと増えると良いなと思っています。 また、知らない方同士が集まっても、イベントなどを通してだとおしゃべりして顔見しりになれます。そんなイベントを多数開催して、地域の人の憩いの場でありお店を継続していくことで、中川の活性化に一役かっていけることを目指しています。」
とても温和な、にこにこした笑顔で語ってくださる塩入さん。

実行委員として深く関わっている小栗さんは「このほっとカフェが実現できたのは、塩入さんたちぐるっと緑道メンバーの『中川を良くしたい』という強く熱い、ぶれない思いが、人の心を動かし、私も含めて自然に人が集まって現実のものとなったんですよ。」

人の熱い思いというのは、周りの人を動かし、困難なことでも克服していけるのだと、教えてくれた気がします。

では、こだわりであり、地元産を集めたほっとカフェ自慢のメニューをご紹介しましょう!

◆◆ MENU ◆◆

★食べ物

  • てりたまバーガー
    • 中川のパン屋さん「ジューンベリー」が作るほっとカフェ中川のオリジナル
  • パウンドケーキ
    • つづき地域活動ホーム「くさぶえ」で作られたしっとりケーキ

★飲み物

  • フレッシュ野菜ジュース
    • 鴨居で採れた無農薬野菜と果物を絞った、自慢の限定商品。
  • ホットコーヒー
    • センター南「まめや」の豆使用
  • みかんジュース
    • 温州みかん100%使用で、コクがあるがすっきりしたお味

コーヒー、紅茶のミルクは豆乳に変更できたり、他のメニューもご用意しています。今後メニューは、ますます充実していく予定とのことでした。

また、お店に併設している棚ショップでは、地元で活躍する個人・グループの素敵な商品の販売も行っています。この棚ショップを楽しみに、カフェに訪れてくれる人もいるとのことです。こちらもあわせてご覧になってください。

正当派でありながら、気軽に立ち寄れる「ほっとカフェ中川」。お昼ごはんに、お友達とのおしゃべりに、是非ほっとカフェ中川に立ち寄ってみてくださいね。

ほっとカフェ中川を紹介してくださった小栗ショウコさんのインタビューページはコチラ
>>ツヅキネーゼvol.15 小栗ショウコさん

棚ショップ

塩入さんとボランティアさんテラス席
店内ピザトーストと抹茶ラテ棚ショップ店内

◆◆ 連絡先 ◆◆

【 ほっとカフェ中川 】
所在地: (中川地域ケアプラザ内)
最寄駅: 横浜市営地下鉄ブルーライン 中川駅
営業時間: 第2金曜日、第4月曜日 9:00~15:00
公式HP: https://cafenakagawa.jp/

※2019年5月の「パレット中川」廃業・ビル解体に伴い閉店。2019年6月より、「中川地域ケアプラザ」にて月2回営業。

【 パレット中川 】 <2019年5月 廃業>

【 つづき地域活動ホーム くさぶえ 】
所在地: 〒224-0014 神奈川県横浜市都筑区牛久保東1-33-1
最寄駅: 横浜市営地下鉄ブルーライン センター北駅 徒歩8分
TEL: 045-590-5778
FAX: 045-590-5779
公式HP: http://www.e-kusabue.org/

記載内容について

この記事の内容は、取材した当時のものです。
記載されているお店や会社、施設などの情報は、現在とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。