私が通う職場には33名の方がいて、みんなが画面に向かってひたすら図面を書き続けている。

5つのグループに分かれ、作業量も分担され、メンバーがひたすら図面を書きあげ、リーダーが図面のチェックを行い、成果品(図面)を上げていく。

そんな中、先日、グループごとの進捗状況がグラフ化され発表された。
作図している図面の難易度も様々、書いている人の技量も様々、各グループの人数も違うので、そのグラフがすべての成績・・・とは言えないが、他のグループの進捗が確認できて、参考にはなった。

私のグループはというと?
早くもなく、特別遅くもなく、まぁ一安心。
ただ、全体としては、当初の目標の3分の1しか達成していないとか・・・。

毎日1時間の早退、子供たちの用事による欠勤などで、私の机の中には、検査待ちの図面もあったりで、我がグループは、リーダー(私)による検査~最終的な成果物に完成するまでに、少し時間は要しているが、限られた時間を私はひたすら頑張るしかない。

また、グループの中でも、すでに能力の差は出ている。
さすがに、CADの資格を持っている人は早い。じゃんじゃん書きあげていく。
今まで建築の経験したことのない人なのに、ちゃんと図面を読んで記載してくれる人もいる。
もちろん、作図中に色々な質問はしてくるが、その人なりに図面を理解しようとし、読んでいるポイントがそれほどずれていない。たった2ヶ月で、そこまで図面を見れるってすごいとひそかに感心している。

意外と、建築を知っている人が悪戦苦闘している。
図面を読めるだけに、必要以上に読んでしまって時間がかかる。
書き写すだけの作業で良いものを、しっかり納まりまで考えて1本1本線を考えながら書いてしまう。
それが悪いわけではない。もちろん、正確で丁寧な図面が一番良いのだが、成果物を期日までにあげるというスピードも要する為、今回求められている成果物の程度に合わせたバランスを考えなくてはいけない。
とはいえ、言うのは簡単、実際は難しいよね。

明日も、机の中の図面が待っている。
しかし、子供のスイミングがある為、いつもよりさらに1時間早退での勤務。
やはり、私には限られた時間で頑張るしかないのであった。