2月に私たちが展示する「地球市民フォーラム2004 持続可能なくらし」のプレセミナーが開かれると聞いて、参加して来ました。

講師の西岡さんは、G30勝手連を立ち上げているなど、お料理だけでなく、生活全体からエコを考えている環境問題研究家。

保温調理は、おいしく・エネルギーも節約・調理時間も節約・と目からウロコの調理方法だ。

阪神大震災5周年(2000年)の1月15日に、いたち川のプロムナードでのイベントでも実施しました。
災害時にこそ有効な保温調理を知ってもらう目的で行われ、収益は全額、被災者団体にカンパしたそう。

沸騰するまでのガスと新聞・包む布さえあれば、高いお鍋などはいらないのだ。

この日はお赤飯とけんちん汁をつくりました。

普通に考えると一晩つけて、
あく抜きのために数回煮こぼす、はずの小豆も
水から煮て、沸騰したら火を止めるだけ。
ふたをして新聞と布で包んで
40分くらいおいたもの。


汁もそのまま。
洗ったお米を入れて5ミリくらい
かぶるくらいの水を入れる。
そしてまた沸騰したら、
新聞を布で包んで40分くらい置く。


底に鍋しきを置いて新聞で包み、
それから布で覆うように包む。
ここではふろしきで包んでいる。


あとは待つだけ。
時間を書いておくと便利。


西岡さんのきさくな人柄に話もはずむ。

ゴミのことを考えるきっかけは、まだ充分に住める家を、どうしても2世帯住宅に立て替えなくてはならなくなって、「家」という大きなゴミを出したことで胸を痛めたことに発していると言う。

西岡さんの切々としたお話に、ゴミ問題に真剣に取り組んでいらっしゃることが伝わってきて、私もまた環境を考えるグループのひとりとして、気持ちを新たにした。
身近な生活の中で具体的に活用出来る、説得力のあるお話だった。
保温調理が出来上がるのを待つ時間に、ゴミを減らすために自分たちの身近なことから出来ることを
いくつか紹介してくれた。
たとえば、調理したあとの洗い物は、電話帳や新聞紙でまず軽く拭いてから洗う。
廃油に苛性ソーダを混ぜて、せっけんを手作りして使う、など。

おいしそうにできてる!お赤飯。

けんちん汁もできました。アツアツ。

アクもでてません。
野菜も保温調理でやわらかい。

おいしーい。本当においしくてびっくり。

西岡政子さん、エコクッキングについてもっと知りたい人はクリック!
地元、田谷の農家の方からこの日の野菜は調達しました。

直接、農家の方からのこのごろ思うことをお話していただきました。
地元野菜が直接買える場所はここにもあります。
田谷の野菜レポートのページみつけました。
ここにお話のあった地元野菜の直売所の場所。山王のバス停前。 本郷台からバス(一時間に1本です)