ペットエコ横浜 ヨネヤマプランテイション

ハートフルタウンの実現のために──
花や緑、ペットとともに生きる心豊かな暮らし…人のハートにつながる時間とものを提供します。

 子どものころ、お休みの日に家族と出かけるデパートの、屋上のペットショップにわくわくした覚えのある人はいませんか?今では、もうほとんど見られなくなった屋上風景ですね。線路の下というロケーションは変わっても、小鳥や小動物から犬猫、昆虫から爬虫類、魚まで、じつに多種の生きものたちの姿を見られる、21世紀のわくわくの場所が、このペットエコです。いわばまちの中の長―く伸びた動物園や水族館といえばいいでしょうか。

ヨネヤマプランテイション本店で米山由男社長にお話を伺いました。
ペットエコは市営地下鉄ブルーラインの高架下にありますが、珍しいですよね、ここに開店した経緯などは?

 ‘93年あざみ野までの地下鉄が開通して間もないころ、センター北の駅ロータリーから下のレベルの街区は、まだ「あいたい」もできていなかったしビルも一軒しか建っていない状態で、夜、痴漢とか不審者が出没するという、防犯上非常に問題がある場所でした。
 その頃、横浜市が高架下利用の公募をするのを知り、人の流れをつくることとにぎわいを生み出す策を考えたい、何かまちのお役に立ちたいという思いで、一般公募に応募しました。夕方、照明灯が明るく並ぶことでまちが安全になると、店をつくらせてもらったわけです。まだ、周りは原っぱ状態で道(区役所通り)が開通したての時です。規模が小さいと意味はないということで店舗面積2,000㎡、犬・猫・小鳥・小動物・観賞魚・水草・爬虫類・昆虫など約2,000種以上、20,000点を超えるフード・用品を扱い2ブロックにまたがる日本でも最大級のペットショップができました。

 すでに仲町台には当時珍しかった郊外型のガーデンショップもオープンさせていました。(ザ・ガーデン横浜)

 夢いっぱいで新しいまちに新居を構える人たちの花や緑に対する要求も高く、ガーデニングに特化した店は、まちに華やいだ雰囲気を醸し出してくれたと思います。

新羽にある本社・本店にて
まちづくりの第一歩から関わられていらしたわけですね。

 ‘94年に都筑区が出来た時には、区がつくった「ハートフルタウン」のキャッチコピーを入れ込んだアイアンワークの看板を取り付けました。また、バナーにも都筑区のシンボルマークを入れています。まちのお役に立ちたい気持ちは今でも変わりありません。

ペットエコの考え方はどのようなものですか

 花も緑もペットも生きものです。命あるものの世話をしたり、育てる中で、逆に人がもらえるものがいっぱいある。そんな体験を皆さんにお伝えしたい。ペットとふれあい、共に暮らす喜びを提案し、人とペットとの共生社会を実現させたいと思っています。
 以前、ペット業界にはブームにのっかって無定見に繁殖・販売をしているところも見受けられました。そこで、2001年にペット小売業を営む業者が、自ら襟を正し使命感を持っていこうと「全国ペット小売業協会」を設立しました。命あるペットを扱うのにふさわしい知識や責任感、倫理観をもった人の育成に取り組むため、「家庭動物販売士認定制度」を設け、管理、販売時の顧客への説明などをまとめたガイドラインを作成し、講習会などでスキルアップをはかるといった活動をしてきました。
 「家庭動物販売士」は、その後の(2006年)動物愛護管理法改正の一つ、動物取扱業登録制度で必須となった動物取扱責任者の資格の要件としても認められるまでになりました。
(協会は2009年ペット小売業者に限らず広く動物取扱業者全般を対象とした「全国ペット協会」に移行された。米山氏は現在名誉会長でもある)
 そんな経緯もあるので、お客様にはとことん説明できるようつねに販売員のスキルアップに心がけ、またこれからも、ペットの情報発信基地としてお役に立てるような店舗づくりを目指していきます。

キュート館
DOG&CAT館
アクア館
社長のおすすめスポットはありますか?

 おすすめというよりも、これからのまちづくりで考えてほしいのが、レベル差からくるギャップをどう埋めるかです。
センター北センター南どちらもそうだけれど、駅の改札レベルのいわばアッパータウンが、そこそこにぎわいを見せてきたのに対し、みなきたウォークのレベルにあたるダウンタウンにどう人を招き入れていくか、みんなで知恵を絞っていく必要があると思います。昔からの課題でもある高架下の利用を、あらためてみんなで考えていきたいですね。
 

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 花や動物の好きな人があふれ、自然との共生が、無理なく当たり前のようにみんなの話題にのぼるようなまち。ここ、都筑で実現できたらいいですね。

都筑区中川中央1丁目1−2
公式サイト: http://www.yoneyama-pt.co.jp

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