ツヅキネーゼ Vol.21: 中聡美さん

自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.21 中聡美さん】
自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.21 中聡美さん】

今回のツヅキネーゼは、地域で活動する「NPO法人 I Love つづき」の理事であり、インターネットショップ「横濱良品館」副店長の中聡美さんです。

●都筑区へ

お子さんが生まれたころは、金沢区にお住まいだった中さん。鎌倉も近く環境は良かったのですが、都内に出るには少し不便でした。お子さんの成長に伴って引越しを考えたとき、緑の多い都筑区が候補に挙がり、17年前に都筑区民になりました。引っ越して来てからは、お子さんと一緒に緑道を歩きながら、「この植物は何だろう?」「このお花の名前は何?」とおしゃべりする時間がとても楽しかったそうです。

以前から、手作りが好きだった中さんが、“つる”を使って何かを作ってみようと思いたったのも、お子さんと緑道に散歩へ行ったときのことでした。家の前の緑道や近所の空き地には葛がたくさん生えており、秋になって葉っぱが枯れると、掃除をしなければいけません。そこで茶色になった“つる”を取って来て洗い、乾燥させて、リースの材料にしたのです。その“つる”でリースを編んでみたらとてもうまくできたので、自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.21 中聡美さん リース】籠も作るようになりました。

それ以後、ドライフラワーリースに対する興味は広がり、お子さんが幼稚園に入ってから2年間、都筑区内のリース教室に通いました。小学生になったころには、自由が丘まで行って勉強し、それは中さんにとってものすごく自信になったそうです。

そのころ、幼稚園のお友だちのお母さまが、自宅に飾ってあったリースをたまたま見て気に入って下さり、「教えてほしい」と頼まれたそうです。それをきっかけに、10年ほど前から自宅で教室を開き、ここ数年は、クリスマスの時期に近くのギャラリー・レイオハナ http://www.leiohana.jp/ にて展示販売・講習会をされています。

●NPO法人 I Loveつづきとの出会い

引っ越してきたばかりのころ2年ほど、中さんは都筑区役所が主催する、「都筑の魅力探検隊」というホームページ作りに参加しました。街のいろいろなことがわかって、とても勉強になったそうです。区内のトマト畑やみかん狩り農園を取材したり、大好きなお庭のページを立ち上げて、ガーデニングをしているお宅を取材したり。

よそのお宅にうかがって、その方が丹精込めて造ったお庭を見せてもらい、自慢の花のお話を聞くことは、とても参考になり、楽しかったそうです。庭づくりをしている方は、それを誰かに見てほしいという気持ちがあるので、皆さん取材にも協力的だったそう。どこもとても素敵で、ハーブを育てているお庭や、バラにこだわっているお庭などがありました。最後に行ったのは、ライトアップをされているお庭でした。その時に、個人のお庭だけではなく、区民みんなが楽しめるイングリッシュガーデンのようなものが、都筑区内にもできたらいいなと感じたそうです。

NPO法人 I Love つづきとの出会いは、この活動を通して、現理事長の岩室さんと出会ったことがきっかけです。その後 I Loveつづきが企画した、センター南のすきっぷ広場にある、『落書きをされない壁を作る』というプロジェクトで、多くの方たちとモザイク壁画を作成しました。作ることが好きだったので、この活動もとても刺激になったそうです。

●横濱良品館店長として

現在担当して3年目になる「横濱良品館」の商品は、市内13ヶ所の障がい者福祉施設の作業所や、協力企業で作られたものです。受注から納品までは一般的なお店と同じですが、生産については、例えば缶のみを作る所、お菓子のみを作る施設、というように別々に分かれています。作業は障がいに合わせて行われており、ひとつの商品ができ上がるまでには、何度も繰り返される障がい者の方の練習と、職員さんのサポートがあります。でき上ってくる商品には少しずつ違いがあり、それがまた個性。努力の末にでき上がった商品は、とても素敵なものばかりです。

しかし「売れるもの」と「良いもの」は違うので、その調整を行うのが「横濱良品館」のスタッフの仕事です。「売る」ためにはひと工夫しないといけません。デパートやスーパーなどの商品と比べたときに、苦労しながら心を込めて作られた商品をどのように特徴を出して、売れるものにしていくか。大量生産できないので、注文が集中したらどうすればいいか。販路を広げ、多くの方に「良品」を知っていただくにはどうすればいいか。まだまだ課題はたくさんあります。

自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.21 中聡美さん 横濱良品館】自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.21 中聡美さん リース】

「横濱良品館」は当初、有名な大型ネットショップに出店し、売り上げもあがりました。しかし手数料にお金がかかりすぎてしまい、時間・労力をかけて大変な思いをしても、割に合わないことから、現在は新しいネットショップで運営しています。また、地域のイベントに参加することで、地元で作られたものとしてアピールできるほか、商品を手にとって見てもらうことができるので、積極的にイベントなどに出店しています。

「対面販売はたいへんですが、お客さまの反応を直に感じることができ、楽しいです。逆にネットショップは顔が見えない分、対面販売をすることで、お客様への心遣いが必要と感じました」と話してくださいました。

●もうひとつのNPO「ミニシティ・プラス」での活動から学んだこと

自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.21 中聡美さん】

中さんは、お子さんが高校生になるまで、一緒にいろいろなイベントに参加していました。

NPO法人 I Love つづきから枝分かれし、ともに活動している、子どもに特化したNPO法人「ミニシティ・プラスでは、“子どもが作る街”の活動にお子さんと一緒に参加したことで、たくさんの体験をし、それを自分の中でプラスの方向に生かせているそうです。

「高校や大学で、ボランティア部やボランティアをしようという活動がありますが、ボランティアとは何をすればいいのか、どこから手をつければいいのかわからないことが多いと思います。でもことばではなく、実際に経験してみることが、子どもにとって生きていく上で大切なことなのではないでしょうか」。

中さんは、「普通のお母さんの代表として、母としての思いや、自分が好きで得意なことを伝えていくためにも、活動を続けていきたいですね」と話してくださいました。

●中さんおすすめのお店

菓子工房 スグーリ★菓子工房 スグーリ

「近所でも美味しいと評判のケーキ屋さん。お誕生日ケーキはスグーリさんのケーキと決めていて、お菓子を作るなら絶対と思いました。横濱良品館でルバーブの焼き菓子3品・ルバーブのパイやタルト、ケーキづくりをお願いしました」

>>菓子工房 スグーリの紹介ページはコチラ

ワイルドライス★WILDRICE ワイルドライス (レストラン)

「こだわりのお野菜料理が楽しめるお店で、家族みんなが大好きです。主人はこちらのワインがお気に入り、娘は、2年程アルバイトをしていました」

>>WILD RICE (ワイルドライス) の紹介ページはコチラ

【関連サイト】

I Love つづき 公式サイト
http://ilt.webyoko.com/

横濱良品館
http://www.yokogoo.com/

ミニシティ・プラス公式サイト
http://minicity-plus.jp/

記載内容について

この記事の内容は、取材した当時のものです。
記載されているお店や会社、施設などの情報は、現在とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。