I Loveつづきが「サバイバルジュニア」の活動の評価をいただき、なんと賞をもらいました。
10月6日午後、目白の日本女子大で授賞式と記念講演会があり、出かけてきました。
日本女子大

✩今回受賞したのは以下の団体でした。
児童学分野 OMEP(世界幼児教育機構)日本委員会
食物学分野 ホリカフーズ株式会社
住居学分野 特定非営利活動法人” I Loveつづき”
被服学分野 多田牧子氏(組紐作家)
家政経済学分野 フラミンプー氏(ミャンマー在住のエコノミスト、地域開発基金上級プロジェクトコンサルタント)

いままでの受賞者の中にはなんと宮崎 駿氏や谷川俊太郎氏なども。とってもすごい賞です。

私たちのサバイバルジュニア事業には日本女子大の石川先生や講師の伊村先生にご指導いただきながら行なってきました。
でも賞をもらうことになろうとは、本当にうれしい限りです。
ついでに賞状と賞金としていただいた10万円がこれからの活動資金にもなり、とてもとても感謝です。

最初に日本女子大の石川先生からお話があり、その後授賞式がありました。
表彰式

授賞式のあと、それぞれの団体が事業のプレゼンテーションを行いました。
講演は1団体20分と言われていたので、そのように準備していき、私は20分以内で終わりましたが、みなさん熱い方が多くかなり時間オーバーしてました(笑)でも内容は本当にもっとたくさん聞いていたいようなものでしたので、長くは感じませんでした。

OMEP(世界幼児教育機構)日本委員会さんは、40年も前、Organisation Mondiale Pour l’Éducation Préscolaire(仏語)の略です。1948年に始まり、日本は1968年に正式参加し、世界中の同じ想いを持っている大人たちが、子どもたちが幸せになるためのあらゆることをしてきました。持続ってすごい。歴史が違います。世界規模です。
OMEP HPはこちらです。
http://www.gakkai.ac/omepjpn/

ホリカフーズ株式会社は、1955年都市への出稼ぎ人口を減らす対策として、缶詰をつくる会社として生まれ、保存食という分野であるがゆえ、防災食にも力をいれてきました。また普通に食事ができない人は「食べることをあきらめていた」人たちの介護食、治療食などを開発してきました。自分たちが新潟県中越地震に合い、災害のとき自社製品を3日間食べ続け、味に飽きてしまったそうです。その後も本当に役立ちおいしく食べられる保存食、病気であっても「食べることをあきらめない」食事を開発し続けているそうです。すごい。
ホリカフーズ株式会社
http://www.foricafoods.co.jp/

そして私たちの団体では、4年間続けてきたサバイバルジュニア育成事業についてお話しました。このような活動が波及していくことができるようにハンドブックを作成したことも今回の受賞につながる活動でした。
プレゼン日本女子大

組紐作家の多田牧子さんのお話は感動しました。
組紐ってこんなに深いのか、と。日本女子大出身だそうです。
あとからわかったのですが、大ファンのイッセイミヤケさんともお仕事をしたことがあるとか。当日私はイッセイミヤケさんの服を着ていたのですが、多田さんもイッセイミヤケさんの服だったので思わず話しかけてしまいました。
組紐は縄文時代からあったんですね。多田さんはアンデスの組紐も研究されてます。世界中で組紐を教えているそうです。
でもそれだけでなく、さらにすごいのは、それらの技術を先端的な複合材料の開発に活かしていることです。その組紐の技術が、航空機の一部の材料に使われていたり、医療、工業、産業分野で活用されている、ということです。
組紐が好きで好きで、それが仕事になっている幸せな例です、とご自分のことをおっしゃっていたのですが、本当にすごいなと思いました。
今度作品を見に行ってみたいです.

http://www.texte.co.jp/makiko/book.html

最後にミャンマーの女性の自立のために尽力したミャンマー在住のエコノミストで地域開発基金上級プロジェクトコンサルタントのフラミンプーさんから届いたビデオメッセージが流れました。女性たちにワークショップや講座を開き、自立の支援や地域コミュニティを支える活動をしてきたということです。日本女子大の家政経済学部はミャンマーからの留学生も多いということでつながりが深いそうです。

どのお話も本当に興味深く、たいへん刺激になりました。
このような場所に招いていただき、本当に感謝しています。
賞はもちろんNPOメンバー全員の力を結集した活動でいただくことができたんだと思います。今年は横浜市からも地域まちづくりに関する賞「横浜・人・まちデザイン賞」をいただいたんです。うれしいことが続いています。

横浜・人・まちデザイン賞についてのブログはこちら
https://webyoko.com/ilt/?p=2256