今回のツヅキネーゼは、おかあさんになってからジャズシンガーになったという、下村さんです。
下村さんはお子さんが保育園にいくようになった頃、たくさんの緑と魅力あふれる公園のある環境が気に入って、川崎から今の都筑区南山田に引越してきました。
家庭と音楽のバランスを取りながら、夢を叶えているすてきな女性、下村さんにお話を伺いました。
●音楽が好き。子どもが生まれてからジャズシンガーに
下村さんの家庭はおじいさま、お父さまがジャズを好んで聞いていたことから、子どもの頃からジャズが身近にありました。お父様は商社マンをしながら、ベーシストとして音楽活動をしていたそうです。そんな環境の中、下村さんもジャズが自然と好きになっていきました。ずっとクラシックピアノを習ってきましたが、大学時代には、社会人のビッグバンドでピアノを担当し、定期的にコンサートに出ていました。
結婚してから、いったん音楽は中断し、塾の講師などをしていたのですが、好きな音楽をライフワークにしたい、と子育てが一段落したのをきっかけに、地元のボーカル教室に通いはじめました。ピアノの弾き語りができるようになりたくなり歌のレッスンをはじめたのですが、だんだん“ボーカリスト”に強く惹かれるようになり、ボイストレーナーにも師事。5年ほど前から本格的にライブハウスで歌うようになりました。現在スタンダートジャズを中心に、レパートリーは80曲もあるそうです。
ジャズの魅力はなんですか?と聞くと「スタンダードであっても、自分で自由に料理できるところが楽しいんです。クラシックは楽譜があり、そのとおりに演奏しなければならないのですが、ジャズは楽譜があっても自分で自由に歌っていいから毎回毎回新しい発見があります。」とのこと。
どうしてもライブは夜になることが多く、家族の理解が必須になります。お子さんの受験時にはライブ活動をお休みしたこともありましたが、家族揃って下村さんの音楽活動を応援してくれていて、ときどきライブを観に来てくれるそうです。
●これからの夢、やりたいこと
最近、都筑区でもライブをするようになりました。たまたまランチを食べにいったお店「カフェカノン」で、お店の方に「ジャズボーカリストをしている」と話したところ、「ぜひうちでやってみて」と言われて出演しました。横浜の関内や新宿、六本木などでライブ活動をすることが多かったのですが、地元でのライブにはママ友もたくさん来てくれて、また違った雰囲気をつくることができた、とのこと。「ジャズは敷居が高い」「どんな服装でいったらいいの?」「夜の新宿のライブハウスに一人でいくのは勇気がいる」などとよく言われるそうですが、実際に見に来てもらうと「堅苦しくなくて、楽しめた、また来たいので教えて」と言われるそうです。下村さんは「もっと気軽にジャズを楽しんでもらえるようになったら」と常々考えているそうです。
先日、お友だちの紹介で、障がい者施設に行き、ジャズを歌ったところ、大好評でした。自分の音楽がこんなに人に喜んでもらえるなんて、と下村さん自身、とても感動しました。これからもさまざまな場所での音楽活動に挑戦したいと考えています。「要望があれば施設などでも、もっとライブをしてみたい」「気軽に聞いてもらえるストリートライブなどもやってみたい」と今後の夢は広がります。自らが音楽を心から楽しみ、そしてそれを聴く人にも楽しんでもらえたら、という下村さんの気持ちが伝わってきました。
下村さんHPはこちらから
https://miccohanajazz.jimdo.com/
●下村さんのおすすめのお店、スポット
下村さんのおすすめスポットは、家の近くでほっとできる場所、徳生公園です。
>>徳生公園の紹介ページはコチラ
もうひとつのおすすめは、下村さんもライブをされるというセンター南にある、カフェカノンです。
>>カフェカノンの紹介ページはコチラ