ワイン専門 平野弥

自分らしいスタイルで横浜・都筑の生活を楽しむ素敵な女性~ツヅキネーゼ【vol.18 コンブリオ 原田奈緒さん おすすめのお店 ワイン専門 平野弥】早渕川沿いに広がる田園の横を走る横浜生田線、荏田南の「柚の木」交差点を東に一筋はいる道に、大きなワインの看板があります。その案内に従って300mほど進むと、竹林の向かいにウッドデッキのテラスがあるワイン専門 平野弥さんが見えてきます。「こんなところにワインのお店があったんだ」と、都筑区在住歴が10年を超える記者も驚きと素敵な店構えにわくわくしながら、店内に入らせてもらいました。

迎えてくださったのは、白いシャツに黒の上着がとてもおしゃれな店主の平野さん。
早速ワインセラーを案内してくださいました。
ひんやりするセラーは、「この部屋の空気は隣の部屋で温度を作り、それを下から取り入れて循環しているため、常に一定の温度を保っているのです。このお店独自のセラーで、徹底した品質管理をしています。」とのこと。平野さんが自ら試飲しセレクトした500~600種類のワインが、お客さんの口に届くまで、ここで静かに時を過ごしています。

もともとおじい様の時代から続く緑区にあったお酒屋さんを、平野さんの代でワイン専門のお店に転向し営業していたところ、お店前の道路が拡張されるため移転することになり、都筑区に移ってこられたのが2年前。なぜこの地に?とお聞きすると、「まず、竹藪に面する雰囲気がとてもよかったことです。そして昔からのお客様を地図上に描いてみると、ここがほぼ中心あたりになり、みなさまに来ていただきやすいかな。と思ったことも選んだ理由です」
都内や小田原からのお客様もいらっしゃるとのことで、根強い人気のほどがうかがえます。

では、ここまで徹底した管理でワインを扱う理由は何なのでしょうか?
「ワインは20℃以上の環境に置かれると、極端なことを言うと生産された時と似ても非なるものというくらい味が壊れて、おいしくなくなってしまいます。生産者がワインは娘や息子。というくらい、情熱をこめて作り育てたものの味を、消費者にそのまま伝えるのが私の役目だと思っています。音楽や絵画のように心に触れるものは、味覚や嗅覚にも存在します。美味しいものを食べたいという欲求の中で、美味しいワインに出会い、そこに感動が生まれたならば、それは芸術や文化と呼べるのではないでしょうか。
消費者の方に繊細なワインの本物の美味しさに気付いていただき、感動したならば、太古の文明から続くワインの歴史や文化、その精神を伝えられたことになります。そこにこのお店の存在価値があります」
商品としてだけではない、文化を伝えるメッセンジャーとしての心意気を感じるお話です。

この5,6年、円高の影響とワインをよい状態で提供できるようになったインポーターのおかげで、1000円台くらいからでも平野さんが味の保障を持てるワインが増えてきたそうです。「日々の家庭の食卓にでも合うワインを広げていきたいです。和食に合うワインもあるし、日々の料理の中にワインを取り入れて、みなさまに楽しんでほしいと思っています。料理とワインのマリアージュ(結婚)を目指しています。」

そのため、先日よりお店のテラスランチも始め、ワインにあう、そしてワインを使った料理を日々追求しながら、週替わりで提供されています。記者は取材当日車で行っていたので、お酒を飲むことはできなかったのですが、竹林を眺めながら、お日様の差し込むテラスでいただくランチは、とても幸せな気分にさせてくれました。さらにワインと一緒にいただくと、本当に最高な気分で過ごせるだろうな。そんな次回への期待が膨らみました。

ここまで温度管理されたワインを台無しにしないために、自宅での管理方法を最後におたずねすると、「野菜室に保管するのが一番です。近隣の方でしたら、このお店が自宅のワインセラー代わりだと思っていただければ十分です。」頼もしいお答えです。

味に対する妥協を許さない職人さんのようであり、何よりもワインに対する愛情があふれている平野さん。
平野さんから販売されるワイン1本1本には、文化と歴史、芸術や精神など、いろいろなものが凝縮されています。

ワイン専門 平野弥で、ワインが本来持つ本物の美味しさを知ってみるのはいかがでしょう。そこには、「感動」が待っているかもしれませんよ。

ワイン専門 平野弥を紹介してくださった原田奈緒さんのインタビューページはコチラ
>>ツヅキネーゼvol.18 原田奈緒さん

平野さんとスタッフテラス席店内
ワインセラーランチ・パスタ店内ワイン保管木箱

◆◆ 連絡先 ◆◆

所在地: 〒224-0008 神奈川県横浜市都筑区荏田南町4212-1
最寄駅: 東急田園都市線「江田駅」東口より バス「柚の木谷(ゆのきや)」下車 徒歩8分
TEL: 045-915-6767
FAX: 050-3737-2712
営業時間: 毎週水曜日~日曜日 13:00~19:00
定休日: 月曜日、火曜日
公式HP: http://www.hiranoya.net/

記載内容について

この記事の内容は、取材した当時のものです。
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